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今、エチオピア音楽が熱い。

Ethio Jazz という新たなジャンルが確率され、欧米を中心に一大ムーブベントが起こっているのをご存知だろうか。夏ともなれば、欧米各地のフェスにエチオピアの名だたるアーティストたちが招聘される。その多くは、Ethio Jazz黄金期を支えた御年60を超す重鎮たち。西洋のジャズとエチオピア独特の憂いを帯びた五音音階が融合した独特の調べは、皇帝の擁護により急速に発展し、そして軍事政権のクーデーターにより消えていった。60年代~70年代にかけての黄金期は僅か数年。軍事政権により闇に葬られたEthio Jazz珠玉の名盤は、その後、フランス人プロデューサー  Francis Falceto氏により見出され、1997年フランスのブッダ・ミュージックよりÉthiopiquesシリーズとしてリリースされることになる。2005年、米のJim Jarmusch監督が指揮を取るBroken FlowersのBGMにEthio Jazzの父、Mulatu Astatke氏をフィーチャーしたÉthiopiques 4が起用されると、摩訶不思議なその旋律が一躍話題となった。そして、この作品がカンヌ映画祭で審査員特別グランプリを受賞したことを引き金に現在の世界的ムーブメントに火がついたと言われる。

日本のDJたちの間でもEthio Jazzは抜群の存在感を放ち頭角を現し始めた。欧米のミュージックシーンでは、Ethio Jazzを再現するバンドが次々と現れ、新たなアレンジを加えるばかりか新譜までもが登場し、進化を続けている。本場エチオピアでもJazz Clubは花盛り。有名ミュージシャンのライブが日替わりで手軽に聴けるというのもご当地ならではの大きな魅力だ。

40年の時を経て現代に蘇るEthio Jazz、進化するエチオピア音楽から目が離せない。

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